お笑い番組として長年愛されている「エンタの神様」で話題となっている字幕演出。
ネタの途中でセリフやツッコミがテロップとして画面に表示される独特のスタイルは、見たことがある方も多いのではないでしょうか。
「なぜわざわざ字幕を付けているの?」
「誰がこの演出を考えたの?」 と気になっている方も少なくないはずです。
そこでエンタの神様の字幕演出について調査してみました。
この記事では「エンタの神様の字幕を付けている理由」
「字幕演出を考案した人物」についてそれぞれ紹介していきます。
・エンタの神様で字幕(テロップ)を付けている理由
・字幕演出を考案した人物のプロフィール
・芸人たちの字幕演出に対する反応
エンタの神様って何で字幕を付けているの?
では、エンタの神様で字幕を付けている理由について紹介いたします。
エンタの神様といえば、芸人さんがネタを披露している最中にセリフや状況説明がテロップで表示される演出が特徴的ですよね。
この字幕演出には、実は深い意図が込められているのです。
エンタの神様で字幕を付けている理由 ①笑いを届けるための「翻訳」
字幕を付けている最大の理由は「お笑いファンだけでなく、一般の視聴者にも笑いを届けたい」という思いからです。
番組の総合演出を手がける五味一男さんは、字幕演出について次のような考えを持っています。
・お笑いに詳しくない視聴者にも楽しんでもらいたい
・ながら見をしている人にも内容が伝わるようにしたい
・より多くの人に笑いを広めたい

つまり、字幕は「笑いの翻訳」という役割を担っているのです。
エンタの神様で字幕を付けている理由 ②洋画の字幕と同じ発想
五味さんはこの字幕演出について「バイリンガルの人が字幕付きの洋画を見る時の心境に近い」と語っています。
洋画の字幕は日本人がついていけるように文字数を少なくするため、直訳とは異なる表現になることがあります。
英語が堪能な人にとっては違和感があるかもしれませんが、大多数の視聴者には字幕が必要です。
エンタの神様のテロップも同様に、お笑いの「ネイティブ」である熱心なファンには余計に感じるかもしれません。
しかし、土曜の夜にテレビをつけた一般の視聴者が楽しむためには、こうした「翻訳」が効果的だと考えられたのです。
エンタの神様で字幕を付けている理由 ③若い世代からの圧倒的な支持
この字幕演出を含むエンタの神様の演出方針は、特に若い世代から強い支持を得ています。
番組のデータによると、6歳から19歳の視聴者層では非常に高い視聴率を記録しているとのこと。
2003年の番組開始時にはまだ生まれていなかった世代にも支持されているという事実は、この演出スタイルが時代を超えて受け入れられている証拠といえるでしょう。
ちなみに、エンタの神様で使われ始めた「ネタ中のテロップ多用」という手法は、現在では多くのバラエティ番組で当たり前のように使われています。

テレビ演出の歴史を変えた革新的なアイデアだったのですね。
エンタの神様で字幕を付けているのは誰?
次に、多くの方が気になる字幕演出を考案した人物について見ていきましょう。
エンタの神様の字幕演出を考案したのは、番組の企画・総合演出を担当している五味一男さんです。
五味一男のwikiプロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 五味一男(ごみ かずお) |
| 生年月日 | 1956年8月10日 |
| 年齢 | 68歳(2025年時点) |
| 出身地 | 長野県諏訪郡富士見町 |
| 血液型 | O型 |
| 学歴 | 早稲田大学中退 →日本大学藝術学部放送学科卒業 |
| 職業 | 演出家・プロデューサー・作家・作詞家・漫画原作者 |
| 所属 | 日テレアックスオン執行役員・ジェネラルクリエイター |
五味一男のwiki経歴
五味一男さんは「視聴率100%男」「視聴率男」とも呼ばれる伝説的なテレビプロデューサーです。
かつて担当していた6番組のうち5番組で視聴率20%超えを記録し、合計で100%を超えたことからこの異名がつきました。
・1979年:東映に入社、CM部に配属
・1987年:日本テレビに入局
(4000倍の競争率でトップ合格)
・1988年:クイズプロジェクトに参加
・1993年:制作局チーフディレクター就任
・2003年:「エンタの神様」で現場復帰
・2007年:日本テレビ史上最年少で執行役員就任
・2008年:最年少で上席執行役員就任
五味一男が手がけた代表的な番組
五味さんは数々のヒット番組を世に送り出しています。
・クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!
・マジカル頭脳パワー!!
・投稿!特ホウ王国
・速報!歌の大辞テン
・週刊!ストーリーランド
・エンタの神様
・24時間テレビ
(総合演出を6回担当)
・頭脳王

「マジカル頭脳パワー!!」では
視聴率31.6%を記録したこともあります。
テレビ演出における数々の発明
五味さんはエンタの神様の字幕演出以外にも、現在のテレビでは当たり前となった手法を数多く生み出しています。
・24時間テレビの24時間マラソン導入
・日本武道館でのZARD「負けないで」エンディング演出
・フライングスタート(番組開始時間を早める手法)
・山場CM(クライマックス直前にCMを入れる手法)
これらの演出手法は「五味理論」として知られ、テレビ業界だけでなくビジネス界からも注目されています。

リクルート、アサヒビール、Yahoo!、バンダイなど
多くの企業で講演を行っているほどです。
エンタの神様の字幕演出に対する芸人たちの反応
字幕演出に対して、出演する芸人さんたちは当初複雑な思いを抱えていたようです。
アンジャッシュの渡部建さんは「ライブでネタをやってきたキャリアがあったので、テレビ向けにテロップを入れることが耐え難くて、収録当日まで五味さんとケンカしていた」と振り返っています。
しかし、五味さんと徹底的に議論を重ねるうちに、テレビと劇場では笑いの伝え方が異なることを理解していったとのこと。
サンドウィッチマンは「自分の人生を変えてくれた人は俺達を発掘してくれた五味さん」と語っており
五味さんの指導でヒットした名作コント「ピザの宅配」は放送後に他番組からの出演依頼が殺到したそうです。
東京03は五味さんが提案したオチに一切文句を言わず、自分たちのセンスよりも五味さんの「数字のロジック」をリスペクトしていたといいます。
エンタの神様の字幕についてまとめ
ここまでエンタの神様の字幕演出について紹介してきました。
記事内容について一覧にまとめたものがこちらとなります。
【エンタの神様の字幕演出まとめ】
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 字幕を付けている理由 | お笑いファン以外の一般視聴者にも笑いを届けるため |
| 考案者 | 五味一男(番組の企画・総合演出担当) |
| 五味一男の異名 | 視聴率100%男・視聴率男 |
| 演出の効果 | 若年層から圧倒的な支持を獲得 |
| 業界への影響 | 現在のバラエティ番組のテロップ多用に影響 |
・一般視聴者への「笑いの翻訳」として機能
・ながら見でも内容が伝わる工夫
・洋画の字幕と同じ発想から生まれた
・時代を超えて若い世代に支持されている
エンタの神様の字幕演出は、単なる飾りではなく「より多くの人に笑いを届けたい」という五味一男さんの強い信念から生まれたものでした。
当初は芸人さんたちから反発もあったようですが、結果として多くのスターを輩出し、テレビ演出の歴史を変える革新的な手法となりました。
2003年の放送開始から20年以上が経った現在でも特番として放送が続いているのは、この演出スタイルが視聴者に愛されている証拠ですね。
今後もエンタの神様がどのような芸人さんを発掘し、新たな笑いを届けてくれるのか楽しみです。
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。



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