派閥政治の意味を分かりやすく解説!現在の自民党の派閥が解散したらどうなるの?

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政治資金パーティーの問題が引き金となり、自民党の派閥の動向が注目されております。

そんな中、解散した派閥も多くあります。

そもそも派閥ってなんの為にあるのか、

疑問に思われている方も多いと思います。

ここでは自民党の派閥について解説し、

派閥政治とは何か、そして自民党の派閥の今後について紹介していきます。

このブログを読んでわかること

・派閥政治の意味
・自民党の派閥一覧
・自民党の派閥で解散となるのはどこ?
・自民党の派閥が解体(解消)となるとどうなるの?

派閥政治の意味を分かりやすく解説

派閥政治の意味を分かりやすく解説していきます。

そもそも派閥とは何のために存在するのか?

それは自分たちのリーダーを総理大臣へと押し上げるためです。

そのため派閥という集団を作り、お金を集め、勉強会を開いたりなど結束を深めていきます。

そして自分たちのリーダーが総理になった暁に

押し上げた議員たちに大臣や内閣のポストが与えられていきます。

自民党の派閥は日夜権力闘争を繰り広げています。

若手議員は派閥で先輩議員から学びます。

育成機関としての機能も持っています。

派閥はただ存在しているだけでは意味を成しません。政治は数が力です。

大きくしていかないといけません。

大きい派閥は政局を決めるとき大きな発言力を持ちます。

例えば、自民党のトップを決める自民党総裁選。

2024年の10月に行われます。

自民党の総裁の任期は3年です。

今年が任期満了の年となります。

3年前、この総裁選に岸田文雄総理が勝利し自民党の総裁となり総理大臣の座につきました。

学校で習うのですが日本は議員内閣制をとっており、自民党の総裁になれば総理大臣になります。

意外とここの仕組みが大人になっても難しい。。。

議員内閣制についての解説はこちらでしておりますのでご参考ください。

この自民党の総裁選ですが、自民党の中で投票を行います。

各議員は基本的には属している派閥の意向で投票行動します。

大きい派閥ほど票を持っていることになりますから、

総裁選に立候補する人は各派閥と上手くやっていかないといけません。

現在の自民党の派閥一覧

次に自民党の派閥について紹介していきます。

自民党派閥一覧

・安倍派 99人
・麻生派 56人
・茂木派 53人
・岸田派 46人
・二階派 38人
・森山派 8人

2024年1月現在

では、各派閥について詳しく説明していきます。

現在の自民党の派閥一覧 ①安倍派

ますば最大派閥の安倍派99人。

凶弾に倒れた安倍元総理の意を汲む派閥です。

正式名称は清和会です。

安倍元総理が亡くなってから、

派閥のトップが決まっておらず未だに安倍派と呼ばれています。

余談ですが派閥のトップは領袖(りょうしゅう)と言われます。

ちなみに裏金問題を引き起こした発端は安倍派です。

有力議員は、松野博一前官房長官、萩生田光一政調会長です。

現在の自民党の派閥一覧 ②麻生派

次に2番に大きい麻生派56名です。

源流は後に説明する岸田派(宏池会)からの分派です。

自民党の重鎮麻生太郎副総理大臣が率います。正式名称は志公会です。

有力議員は河野太郎デジタル大臣や、鈴木俊一財務大臣。

この方は裏金に対して課税すべきだとの国民の声を受けて、

納税は個々の自由だと発言し大バッシングを受けています。

現在の自民党の派閥一覧 ③茂木派

3番目は茂木敏充自民党幹事長率いる、茂木派の53名。

正式名称は平成研究会で、旧名は経世会。

田中角栄元総理や竹下登元総理を輩出し、昭和の政治を率いたのがこの茂木派です。

有力議員は加藤勝信元厚労大臣が挙げられます。

現在の自民党の派閥一覧 ④岸田派

4番目は岸田総理が自ら領袖を務める岸田派。

宏池会が正式名称です。

宏池会が誕生した時から官僚出身が多く、政策集団として鳴らしてきました。

逆に一般人の出身が多く党人派と呼ばれてきたのは茂木派、平成研究会です。

有力議員は、林芳正官房長官です。

他にも自民党の大ベテラン二階俊博衆院議員率いる二階派がありますが、

主要派閥の紹介のみに留めておきます。

無所属の議員も多数いて、菅元総理や高市早苗経済安保大臣などがいます。

現在の自民党の派閥で解散となるのはどこ?

現在自民党の派閥で解散となるのはどこか紹介します。

先ほど自民党の各派閥について説明しました。

しかしながら、政治資金パーティーの問題が発端となり、

自民党内にある6つの派閥のうち4つが2024年1月になって解散しているのです。

どこの派閥が解散したのか紹介します。

派閥の現在について

(解散)
・安倍派 99人 
・岸田派 46人
・二階派 38人
・森山派 8人 

(政策集団)
麻生派56人 
茂木派53人

となっております。

麻生派、茂木派は解消はしていませんが、政策集団として行動していくようです。

政策集団とは勉強会などを開き、政策の研鑽を行う場だと関係者は発言しています。

麻生派、茂木派からは離脱議員が続出しています。

小渕優子選対委員など有力議員も脱退しました。

その中でもこの2つの派閥が解散しない理由は、ずばり総裁選を見据えてです。

茂木幹事長は次期総裁の有力候補として目されています。

まとまりを欠かない為にも解散を見送っています。

麻生派もそうです。河野太郎氏は前回の総裁選、

岸田総裁に肉薄する結果となりました。

麻生派としてもまとまって行動したいところでしょう。

現在の自民党の派閥が解体(解消)となるとどうなるの?

ここでは自民党の派閥が解体されればどうなるのか解説します。

結論、派閥はなくならないだろうと推測されます。

派閥の解散は見かけ上で、派閥のメンバーで行動していくのは変わりないと思います。

しかし派閥を解散している以上、

勉強会や派閥主催の政治資金パーティーの

開催は今後無くなっていくだろうと思われます。

派閥の今後について一番分かるタイミングがあります。

それは、2024年の10月に行われる自民党の総裁選です。

こちらの選挙は前述した通り派閥の意向が最も出やすい選挙です。

岸田首相も派閥の駆け引きを制して自民党の総裁になりました。

秋に近づくにつれて動きが活発化していきます。

派閥を率いていた各領袖がどう動くのか、必見です。

派閥政治や自民党の今後についてまとめ

ここまで自民党の派閥政治や自民党の今後についてご紹介してきました。

最後に派閥政治や今後についてまとめていきます。

解説はいかがだったでしょうか。

派閥というのは自民党の中で分かれているミニ政党と言えます。

自民党の中で派閥争いを制することが重要ポストの近道となります。

自民党が結党されて70年ほど。

歴史を紡いできた派閥を解散するのは苦渋の決断だったと思います。

派閥が解散傾向にある今、今後自民党の中の権力闘争はどうなっていくのか。

党内政治のやり方が変わっていくのか。

それとも姿を変えて派閥という集まりが復活するのか。

まず一つ、自民党の総裁選にて今後が分かってくるでしょう。

政治不信が世の中で叫ばれていますが、

政治の面白い所はこの権力闘争にあると思っております。

政治を楽しむ、こういう観点で政治を見てみるのも面白いでと思います。

政治倫理審査会について(YouTube)

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