あなたは「寺」といえば、何を思い浮かべますか?
お坊さん、仏教、お葬式、寺子屋、お墓…
田舎や昔ながらのお家で、檀家だという方もいるかもしれませんね。
多くの寺は、お墓参りの時や特定の方だけが関わる場所だと思います。
しかし、石川県にあるお寺が母体となる佛子園は 温泉、老人ホーム、そば屋、バーガーショップ、花屋などたくさんの施設を運営していて
老若男女、障がい、認知症の有無、健康な人もそうでない人も「ごちゃまぜ」に集まる場所です。
え、どういうこと?
その佛子園を運営しているのは雄谷良成(おおやりょうせい)さんという方で住職であり、会長であり、理事長だそうです。
雄谷さんはカンブリア宮殿(2024年6月13日(木)夜11時06分~)で2回目の登場をします。
そこでここでは雄谷良成さんの持論であるごちゃまぜとはどんな意味かをご紹介した上で
雄谷良成(おおや りょうせい)さんのプロフィールや、雄谷さんが経営する佛子園についてwiki風に詳しく紹介しますのでご覧ください。
雄谷良成の語る「ごちゃまぜ」とはどういう意味?
ごちゃまぜというのは、年齢、国籍、障害の有無に関わらず全ての人をごちゃまぜにするということと、街全体をごちゃまぜの空間にするという2つの要素があるようです。
石川県の「Share(シェア)金沢」は、障がい者や高齢者が社会から隔離されることなく、みんなが共に助け合って生きていく「ごちゃまぜ」のコミュニティ。
(中略)
街の中心部にはサービス付き高齢者向け住宅と学生向け住宅が隣り合って建ち、家庭菜園や農園で一緒に土いじりを楽しむこともできます。周辺には高齢者が交替でレジを打つ共同売店やクッキング教室、クリーニング店などのほか、近所の子どもたちが走り回る全天候型グラウンドやアルパカの牧場まであります。
HELPMAN JAPANホームページより
そして、ごちゃまぜにする理由についてですが…
人と人がごちゃまぜになって関わり合うと、化学反応が起こるからだそうです。
7年間ひきこもりだった青年が来て、0 ~ 2歳の保育園児を見て以来、毎日休まず会いに来るようになった。
リクルートワークス研究所ホームページより
ADHD(注意欠陥・多動性障害)で小学校を抜け出してきた子供が、僧侶でもある私のあげるお経を聞きながら手を合わすと、隣で1歳半の幼児も一緒に手を合わす。
その幼児と仲よくなり、落ち着ける居場所を見つけた。
ごちゃまぜの効果が日々、さまざまな場面で起きるようになりました。
ひきこもりの方が毎日外出できるようになるなんて、すごい化学反応!
役割があるって、生きがいにつながる大切なことなんですね。
雄谷さんはこれまでたくさんの街づくりをされているのですが、全て石川県内にあるようです。
ごちゃまぜがもっと全国に広まってほしいです。
それにしても印象に残る名前が多いですね!雄谷さんが名付けたのでしょうか?
残念ながら、各地の名付け親について情報は特にないようでした。
雄谷さんは住民の主体性を大切にしているようなので、名前を募集したり話し合いで決めたかもしれませんね。
雄谷良成の経営する佛子園について紹介
続いて、石川県白山市に本部を置く社会福祉法人 佛子園についてのご紹介です。
佛子園の理事長は雄谷良成さんです。先ほど述べました三草二木 西圓寺・Share(シェア)金沢・B's(ビーズ)行善寺・輪島KABULET®(カブーレ)などを運営しているそうです。
子どもから高齢者、障害や疾病の有無、国籍等にかかわらず、誰もが一緒に暮らせる「ごちゃまぜ」のまちづくりに取り組んでいます。
佛子園インスタグラムより
佛子園のホームページを拝見しましたが、近年はグループホームを多く新設されているようでした。
(グループホームとは主に、自分の身の回りのことができる認知症の高齢者が入居対象の介護施設です。)
今後もたくさんの方の居場所をつくっていただきたいですね!
ところで佛子園のある石川県って、今年の元旦にあった地震の被災地ですよね。
カンブリア宮殿では、その地震に関連した「佛子園ならではの復興戦略」が放送されるようです。
雄谷さんがどんな戦略を立てるのかが気になります!
では次に雄谷良成さんのプロフィールや経歴について紹介したいと思います。
雄谷良成のwikiプロフィール
このようにごちゃまぜという持論を持ち、数々の施設を経営する雄谷良成さんですが
一体どんな人なんだろう?と、気になっている方もいらっしゃると思います。
そこでここからは雄谷良成さんのプロフィールや経歴について紹介します。
年齢・出身地・家族・キャリアについてwiki風にご紹介していきますのでご覧ください。
雄谷良成のwikiプロフィール経歴 ①年齢
雄谷良成(おおや りょうせい)さんは1961年(昭和36年)生まれで62か63歳(2024年6月時点)のようです。
1961年生まれの芸能人はこちらです。
柳葉敏郎 | 1月3日 |
徳永英明 | 2月27日 |
田原俊彦 | 2月28日 |
藤あや子 | 5月10日 |
浅野温子 | 3月4日 |
若い頃から落ち着いている印象の方が多いですね!
雄谷良成のwikiプロフィール経歴 ②出身地
雄谷さんの出身地は石川県金沢市です。
金沢市の中心には兼六園という庭園があり、自然を堪能しながら散策ができることで有名。
江戸時代にできた日本最古の噴水が見られます!
噴水より高い位置にある霞ヶ池から水を引いてきていて、自然の水圧で約3.5m吹き上がっているとのこと。
電気もない時代に…!技術の高い職人がいたんですね。
雄谷良成のwikiプロフィール経歴 ③家族
雄谷さんは一般の方なのでプライベートについての詳細は公表されていません。
調べてみたところ、お子さんが2人はいるようです。
こちら↓は雄谷さんのインタビュー記事です。当時は、息子さんと過ごす時間がほとんどなかったよう。
毎朝、妻に車で新聞社まで送ってもらっていたのですが、その短い時間が幼い息子と一緒に過ごせる唯一の時間でした。
wave+ インタビューより
変わって、こちら↓は雄谷さんの娘さんがご結婚した際のインスタグラム投稿。
後述しますが、雄谷さん自身も幼い頃にご両親との時間があまりなかったようです。
仕事も家族もどちらも大切にするのは難しいですよね…。
雄谷良成のwikiプロフィール経歴 ④キャリア
まずは現在のご職業からご紹介します。
これだけ兼任されていると忙しいようで、プライベートや休みの時間はないそうです。
続いて幼少時代についてですが
雄谷さんは生まれてから小学校中学年まで、障害のある方々と衣食住を共にしてきました。
私の祖父は日蓮宗 行善寺の住職で、宗教誌の販売をしながら孤児を引き取って育てていました。
wave+ インタビューより
(中略)
私も生まれてから小学校中学年までは施設の中で障害児たちと一緒にご飯を食べ、お風呂に入り、寝ていました。自分の家族よりも彼らと過ごす時間の方が圧倒的に多いという環境で育ったんです。両親は24時間365日、施設の仕事をしていましたから。
その生活の中で、どうして障害者は理解不能な行動を取るんだろうとかたくさんの疑問があって、金沢大学教育学部で障害者の心理について勉強したそう。
障害者の心理って、大学で学べるものなんですね。
続いて雄谷さんのキャリアについてまとめました。
「障害者教育のスペシャリストを育てたい」という思いで、教師を辞めて青年海外協力隊に応募したそうです。
ドミニカ共和国では、もっと地域の人たちを応援したいのにできなかったこともたくさんあったとのこと。
そして福祉だけではなく、社会全体の仕組みを作り変えないとダメだと痛感した雄谷さんは地元の新聞社に入社します。
なぜ新聞社?と思いますよね。
地域を再生するためには地域全体の仕組みを把握する必要があり、地元の新聞社に入社するのが一番だと思ったそうです。
その後、あることがキッカケで新聞社を退社します。
職場で虐待を受けて施設に戻って来る子もいたんですね。家族同然に一緒に生活したり、自分を育ててくれたような人がそうなっていることに非常にショックを受けました。
wave+ インタビューより
家族が虐待を受けていたら辛すぎます。
雄谷さんは「障害者が安全に暮らせる場を作らなければいけない」と思い、実家に戻ったそうです。
「日本海倶楽部」は、障害者施設として日本で初めてクラフトビールの醸造をはじめた場所だそうです。
もう一つの「三草二木 西圓寺」は社会福祉施設です。元々廃寺になりそうだったところを、老若男女誰でも気軽に集まれるコミュニティにしたとのこと。
まさにヒーロー!今までの経歴を全て生かしてますね。
雄谷良成についてまとめ
ここまで雄谷良成さんについて紹介しました。
まとめると以下のようになります。
雄谷さんの行動力やアイディア、全てを真似することはできませんが調べているうちになんだか元気をもらえました。人のためにここまで行動できるってステキですね。
応援の意味もこめて、三草二木 西圓寺へ行ってみたいです!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
↓雄谷良成さんのインスタグラムはこちら
https://www.instagram.com/oya1582/
↓佛子園ホームページはこちら
https://bussien.com/#/
↓佛子園のインスタグラムはこちら
https://www.instagram.com/bussien1960/
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