議院内閣制とは何?簡単にわかりやすく解説!大統領制との違いを紹介!

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議院内閣制と聞いてどこかで聞い事があるような?

と思われた方もいらっしゃるかと思います。

そうです、議院内閣制は社会の授業で習います。

ふいに子供から「議院内閣制って何?」って聞かれたときに答えることができるでしょうか?

なかなかちゃんと答えられる人はいないのではないでしょうか。

そこで今回は議院内閣制について分かりやすく解説します。

また、よく比較されがちな議院内閣制と大統領制の違いについても合わせてご紹介いたします。

お子様に勉強を教える時、大変役立つ情報だと思いますのでご覧ください。

このブログを読んでわかること

・議院内閣制とは何?
・議院内閣制についてわかりやすく解説
・議院内閣制と大統領制の違いを紹介

議院内閣制とは何?

議員内閣制とは何か、分かりやすく解説していきます。

Mayu
Mayu

突然ですが問題です!

議院内閣制について問題

次のうち総理大臣を選んでいるのは誰でしょうか?
A.内閣・政府
B.国会議員
C.国民

正解はCです!

いや、そもそも総理大臣を決める選挙なんて無かったし投票もしていない!

岸田総理を選んだ覚えはない!

と思われるかもしれません。

おっしゃる通りです。

総理大臣を直接決める選挙なんて日本には存在しません。

そこが議院内閣制の肝なのですよね。

総理大臣は国会議員の多数決で決まります。

そうだったら、答えはBなのでは?

と思う方も多いでしょう。

しかし、国会議員を選挙で選んでいるのは私たち国民なのです。

国民が選んだ国会議員達が投票で総理大臣を決めているのです。

ですのでBを選んだ方も間違いではないのですが。

正確に言うと私たちが国会議員を選ぶ事によって間接的に総理大臣が決まる。

これが議員内閣制なのです。

議院内閣制についてわかりやすく解説

では次に議員内閣制について詳細に説明します。

学生時代に習った社会の復習になると思います。

もう一つ懐かしいワードを出します。

三権分立です。

3つ全て言える方は声に出してみてください。

三件分立

・立法機関(国会)
・行政機関(内閣)
・司法機関(最高裁判所)

内閣鑑定資料より引用

真ん中に私たち国民がいるイメージです。

「こんなのあったなあ」と思いだした方もいらっしゃるかと思います。

図のように国民が国会機能を作る人(国会議員)を選び、国会が内閣総理大臣を指名します。

国会とは国会議員のいる議会を指し、衆議院と参議院に分かれています。

基本的に総理大臣は衆議院議員から選ばれます。

それは衆議院の優越からくるものです。

衆議院の優越についてはここで説明すると長くなりますので割愛させていただいて別の記事で改めて紹介いたします。

ここまで長く説明してきましたが、

大事なのは総理大臣は国会が決めるということです。

具体的に今の日本で解説いたしますね。

岸田総理大臣がいます。

あの方は総理大臣である前に、自民党の総裁(トップ)なのです。

自民党の総裁になれば総理大臣になれます。

この理屈が分かれば議院内閣制を理解できているという事になります。

こういう流れです。

総理大臣になるまでの流れ(現在ver)

①自民党の総裁になる
②国会議員の投票により自民党から総理大臣が決まる
(自民党が過半数を超えているため)
③自民党の総理大臣が誕生

こういう事になります。

皆さんが自民党の国会議員を応援すれば、それは総理大臣は自民党の人にやって欲しいと意思表示している事になります。

それが議院内閣制という制度の本質であり仕組みであります。

ではここまで議院内閣制について解説してきましたが

せっかくなので次は議院内閣制と大統領制の違いについても紹介したいと思います

議院内閣制と大統領制の違いを紹介

ここからは議院内閣制と大統領制について紹介していきます。

日本は議院内閣制によって選ばれて総理大臣が選ばれるということはここまでの説明で理解していただけましたでしょうか。

では、アメリカはどうなのかというと

これはご存じの方は多いかと思いますがアメリカは大統領制をとっております。

では、その違いについて説明はできるでしょうか?

こうなるとちゃんと説明できる人は多くはいないかもしれません。

では議院内閣制と大統領制の違いについてご紹介していきます。

議院内閣制と大統領制は全く違うものであります。

違う方法により国のトップが決まっているのです。

日本では先ほども説明しましたように間接的に総理大臣が選ばれています。

アメリカは直接なって欲しい候補者に投票するのです。

その総得票数によって大統領が決まります。

そのため権限も絶大です。

実は日本でも大統領選挙と同じ仕組みの選挙制度があります。

それは知事や市長を決める首長選挙です。

市長(区長、町長、村長)=首長は

市民によって直接投票され選任されます。

首長も大統領と同じで権限が絶対です。

首長は予算を全権を持って決める事ができます。

私たちが納めている市税の分配を首長の思うがままに決めているのです。

ちなみにその税金の分配で良いのかとそれを監視するのが議会であり県議会議員であり市議会議員なのであります。

私たちの生活に直結するのは、首長選挙だと思います。

首長の一存により街は生まれ変わったりするのです。

このように大統領制と同じような仕組みとなっている首長選挙でありますが。

首長選挙のようなものと思っていただければ大統領制についても頭の中でイメージできるのではないでしょうか。

地方議会の魅力についてはまた別の機会に説明させてください。

議院内閣制についてまとめ

ここまで議院内閣制についての解説と大統領制との違いについてご紹介してきました

まとめますとこのようになります。

議院内閣制と大統領制について

【議院内閣制について】
・国民が代表を選び選ばれた代表がリーダーを選ぶ仕組みのこと
【大統領制】
・国民が直接リーダーを選ぶこと
※日本でいうと首長選挙と同じ仕組み

このようになっていることは理解していただけたでしょうか?

「私たちは岸田総理を選んだ覚えはない」

なんて思われている方もいたかもしれません。

しかし、これは私たち一人一人が起こした行動の結果起きていることなのです。

つまり選挙というのはそれだけ大事なことであるということがわかってもらえれば幸いです。

大統領制とは違い私たち自らがリーダーを選ぶという仕組みではない分実感は湧かないかもしれませんが

私たちが選挙で選んだ人間は私たちの未来を、そして日本というこの国の未来を左右する重要な役割を担っているのですよね。

昨今選挙の投票率が低いということが問題になっております。

今一度議院内閣制の仕組みについて理解していただければと思い解説してきましたが

これを理解した人たちの中から「選挙に行ってみよう」と思う方が増えてくれれば幸いであります。

ここまで読んでいただきましてありがとうございます。

内閣府ホームページ

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